10月高知県梼原町で開かれるグルメイベントを前に、町内に地域通貨を普及させようと4日、町民と事業者向けの説明会が行われました。
説明が行われたのは、高知信用金庫が開発した高知県内で使える地域通貨で、キャッシュレスで決済できる「ジモッペイ」についてです。

梼原町では10月5日と6日に「ゆすはらグルメまつり」が開かれることになっていて、イベントの開催期間中に町内の「ジモッペイ」の加盟店で買い物をすると、10%相当のポイントが還元されるキャンペーンが行われます。

町は、今回のイベントを前に「ジモッペイ」を普及させることで、近年、外国人観光客が求めるキャッシュレス決済の環境づくりや、町内の人とお金をより一層動かす機会にして地域活性化に繋げたい狙いがあります。

(梼原町 まちづくり産業推進課 横川拓也 係長)
「グルメまつりイベントでしっかり今まで以上の集客をはかりたいということを大きな目標として、(ジモッペイが)梼原町内の各事業者へ波及していき、梼原町の観光産業の発展に寄与していけたらという思いを持ちながら今回実施させていただきたいと思っている」

4日の説明会では町民に「ジモッペイ」の使い方やポイント付与の仕組みについて説明されたほか、事業者には、他のキャッシュレス決済のサービスでは事業者に決済手数料がかかるのに対し、「ジモッペイ」ではかからないことなどが説明されました。
(説明を聞いた町民は)
「簡単にチャージできた。(キャッシュレス決済を)あまり使う機会はなかったですけど、これからちょっと使ってみようかなと」
(説明を聞いた事業者は)
「手数料が他の大手(のサービス)と比べて、すごく安いのが魅力的と思った。ダウンロードするだけで簡単にできそうだと思ったのでやってみたい」
参加者から「チャージができるコンビニやATMがない」などの声もあり、高知信用金庫は、今後、町内の普及率を見ながらチャージ機の設置台数を増やすことなどを検討していく方針です。











