■小松沙季選手
「友人とご飯に行って、その日の夜に嘔吐・下痢をして、そこから体調を崩して…。手が痺れたり、足が痺れたり、っていうのがありながら、だんだんそれが悪化してきて、体調を崩してから2週間後ぐらいに歩けなくなって…。(当初の診断は)『ちょっとずつ回復に向かうであろう』ものだったので、『落ち込んで』とか、そういうのがあったわけではなく、リハビリを淡々として…。『これからよくなっていくんだろうな』という気持ちの方が強かったです」

しかし、1年間の入院治療を経ても両足にまひが残り、車いす生活を送ることに…。

そんな時に出会ったのが「パラカヌー」でした。

■小松沙季選手
「入院しているときに『(パラスポーツの)測定会のようなものがあるから、ぜひ参加して』というのが、パラスポーツの関係者からメールで届いて…。退院してからその話を思い出して検索してみたら、広島で『中四国エリアでの開催がある』ということで、それに参加して…。そしたら、それが『発掘事業』のようなもので、いくつかの競技団体から『うちで競技やりませんか』と声をかけてもらって、そこでたまたまカヌーも…」