商業施設でテロが発生した際の対応力を高めようと、高知市で訓練が行われました。

訓練は官民の連携強化や現場での対処能力を高めようと行われ、イオンモール高知の従業員と高知警察署の警察官、県警機動隊員が参加しました。訓練は、刃物を持ったテロリスト1人が施設内に侵入する想定です。

従業員が買い物客に近づかないよう呼びかけたり、警備員がテロリストをさすまたで制圧したりするなど、警察が到着するまで被害が出ないよう対応します。駆けつけた警察官がテロリストを取り押さえると、液体が入った不審物を発見。爆発物などを処理する機動隊員たちによる不審物の回収・消毒作業が行われました。

(高知警察署 小松里美 警備官)
「騒然とする思うがその時にいかに情報をまとめて、避難誘導するという連携が取れるのかを、それぞれが役割をしっかり認識することが必要ではないかなと思う」

また、高知警察署は「通報の際にテロリストの具体的な侵入口や、どんなものを持っているかなど、細かく伝えることが重要だ」と話しています。