臨時情報の発表に伴い高知県内の宿泊施設では10日間でおよそ9500人分の予約がキャンセルとなったことが分かりました。9月の予約にも影響が出ているということです。

県内の旅館やホテルなどで構成される「高知県旅館ホテル生活衛生同業組合」によりますと、今月9日から18日までの10日間に入っていた宿泊予約のうち、9456人分の予約がキャンセルとなったということです。「巨大地震注意」の南海トラフ地震臨時情報の影響で、金額にすると売上の減少は1億4300万円あまりとなります。

一時は、1日に1000を超えるキャンセルが続き、現在はその勢いは下火となってきていますが、すでに9月分のキャンセルも出てきているということです。

また、宿泊施設に地震の被害を問い合わせる電話も相次いでいるということです。組合は「呼びかけが終了した今も『太平洋沖は危ない』というイメージが付いてしまっているのでは」としていて、加盟する宿泊施設からはさらなる影響を懸念する声があがっているということです。