高知県宿毛市の小学校では、水の事故の防止に向けた安全教室が開かれました。先生は宿毛海上保安署の職員たちで、子どもたちは、体を浮かせる方法などを学びました。

宿毛市の大島小学校で開かれた海の安全教室は宿毛海上保安署が水の事故を防ぐため、初めて行いました。

登校日の6日は5・6年生、30人ほどが参加。服を着たままプールに入って泳ぎにくさを感じ、水面に浮くための仰向けの体勢を体験しました。

クーラーボックスを抱えると浮かせやすいことも学び、救命胴衣の大切さも身をもって知りました。自身が溺れた場合だけでなく、溺れている人を助けるための行動も体験。少し水を入れたペットボトルにロープを結びつけて簡易の浮き具に出来ることなどを学びました。

「もし自分が助ける側だったら、どんな行動をしたらいいかも分かりました」
「泳ぎがすごく苦手やったけん、川とか海とか言ったりしたことがあんまりないけん。こういう授業って必要ないがかなと思いよったけど、貴重な体験さてもろうたおかげで、泳ぎに行った時とか、ちゃんと救命胴衣着ていこうと思いました」

宿毛海上保安署は要請があれば他の小・中学校や高校でも安全教室を開いて注意を呼び掛けたいとしています。