入学後にもできる“安全対策”

ここまでご紹介したのは入学前の準備ですが、入学後にも、気にかけてほしいことがあります。朝、子どもたちと一日のスケジュールを確認しておくことです。

▼高知県警 生活安全企画課 近藤秀明課長補佐
「保護者の皆さまは、子どもさんたちに“帰宅時間”や“その日のスケジュール”どこへ行くのか、誰と一緒にいるのかというのを、朝の段階で話し合い、その見守り、有事の際の行き先について、確認していただきたい。『ながら見守り』という形で日常生活に合わせて、自分のお子様のみならず、地域全体の安全確認をしていただきたい」

覚えておこう「いかのおすし」

不審者から身を守るための標語があります。それが「いかのおすし」です。
〇知らない人についていか(いか)ない
〇知らない人の車に乗(の)らない
〇(お)大きな声を出す
〇(す)すぐに逃げる
〇大人に知(し)らせる

この5つを覚えてたうえで、人目につかない場所を避けたり、夜間の一人での外出を避けたりするなどして行動することが大切です。

地域によっては、子どもたちが危険な目にあったとき、駆け込んで助けを求められるように指定されている、団体や企業もあります。近くの交番と合わせて、事前に場所を確認しておきましょう。

地域のみなさんで見守るということも、子どもたちの安全につながります。楽しい学校生活を送るために、まずは一度、ご家庭で防犯を確認し、地域の防犯の取り組みにも目をむけてみてください。