時代劇を見て本をリクエストする人

(利用者の女性)
「(今回何かリクエストをした?)そう、時代物を見ていたら白洲次郎が出てきて、ああっと思って。(本はだいぶ読む?)乳母車使って歩き出したら、出ていけないので、本ばかり。暑いし。もう畑仕事も辞めたので

最近は、歴史ものにはまっているそうです。

「(次も何かリクエストを?)した。紙を渡した予約の。これをもらって帰って、読みたい本をこちらで言ったら、次回持ってきてくれる」
(移動図書館のスタッフ)
「歴史の本は、車の反対側に色々あるので、もしよかったら」
きょう3冊も借りた。2週間では読めないので、次借りる」

(移動図書館の業務責任者・森 光男さん)
2週間に1回しか、興居島には来ないので、移動図書館が来るのを楽しみにしている人がたくさんいるので、待ってくれている人たちに本を届けることを、我々も楽しみにしている」

図書館本館には無い距離感

(松山市立中央図書館・藤原 敏貴主幹)
「(本館には無いこともある?)それはすごくある。ここの場合は『暑いのにわ
ざわざ来てくれたの』とか声を掛けてくれたり『前に借りた本面白かったよ』とか。利用者との距離が近い

本を読むことで得られるのは、知識だけではないのかもしれません。

(移動図書館を運転・山本 博美さん)
「年配の人などは遠くへ行ったりとか、自分で車を運転して図書館へ行けないので『ここまで来てくれてありがとう』みたいに言われると、ああ良かったなと思う」

心に潤いを与え、文化的な暮らしを支える本。

(松山市立中央図書館・藤原 敏貴主幹)
「子どもたちにも利用してもらい、本に触れ合う機会をどんどん増やしていってもらえれば」

地域に根付いた持続可能な取り組み、移動図書館
多くの人たちに本を届けるため、きょうも走り続けます。

【2022年7月「Nスタえひめ」で放送・特集「未来を変えるSDGsより】