40万個の金具を“走りながら”
モニターに映るのは電線。これは・・・

(JR東海 丹羽俊介社長)
「金具がいろいろとありますよね。この金具類をチェックするための仕組みです」
ドクターイエローの引退を見据えて開発しているのは、乗客を乗せる列車で検査できるシステム。

屋根の上に設置されたカメラで電線を撮影し、その映像をAIが解析。
時速285キロで走行しながら金具の種類を判別します。
金具の変形や破損していないかを自動で判定する国内初の技術です。

(JR東海 丹羽俊介社長)
「実際は社員が巡回をして点検をしている。これを機械に置き換える技術を開発している」
東海道新幹線の東京~新大阪間にある金具はなんと約40万個。
細かい検査のため、ドクターイエローでも行えない高精度の検査です。
現在は、職員が目で見て行っていて、この技術の導入で職員の負担は大幅に減る見込みだといいます。