愛知県豊橋市の新アリーナ建設に伴う、新たな野球場の整備計画について5日夜、市民向けの説明会が開かれました。

これは、住民投票を経て事業の継続が決まった「新アリーナ」の建設で、豊橋公園の野球場が解体されることに伴い、それに代わる新たな野球場の基本設計を豊橋市が説明したものです。

それによりますと、約60億円をかけて、メイン球場とサブグラウンド2面のあわせて3面を整備しますが、計画場所が津波到達時間までの避難が難しい「特定避難困難地域」になっていることから、市民から災害対策などの質問が上がったほか、会場の入口では一部の市民が反対のプラカードを掲げました。

(50代の参加者)「危険と分かっている所に建てようとしていることに納得がいかない」

(60代の参加者)「市がやっているので安心していますので、早く進めてほしい」

この日の説明会で豊橋市は、「盛り土」をすることで課題を解消し、津波の緊急避難場所としても活用する考えを示しました。