食中毒予防の3原則「菌をつけない」「増やさない」「やっつける」
「細菌」が原因の食中毒は主に3つ。「カンピロバクター」「黄色ブドウ球菌」「ウエルシュ菌」です。これらに感染してしまうと、嘔吐や下痢、腹痛などの症状が出てきます。

「カンピロバクター」は、生や加熱不足の肉などで発症。有名なのは、鶏刺し・鶏わさなど。これらは、加熱すれば大丈夫ということです。
そして、「黄色ブドウ球菌」は、人の傷などから出た菌が増殖して発症。お弁当やおにぎりなどです。しかし、黄色ブドウ球菌から出た「エンテロトキシン」という毒素は加熱してもだめなんです。
あと「ウエルシュ菌」は人や動物の腸管にいるものです。例えば「カレー」や「シチュー」などを作った後に30度40度ぐらいまで冷えたときに、一番繁殖するそうなので、これは気をつけなければいけません。
食中毒予防を3原則で覚えてください。
■菌をつけない
■増やさない
■やっつける

「手洗い・殺菌」「素早く冷やす」「加熱」、この3つを徹底していただければと思います。