冬道のドライブでは、いつ立往生に遭遇するのか分かりません。
そこで北陸地方整備局の担当者に車に積んでおいたほうがいいものを伺いました。

【北陸地方整備局道路部 磯野信樹課長】
「食料なども積んでおくとよろしいかと思います」

さらに、タイヤチェーンはもちろん、牽引ロープやスコップ、そして携帯用トイレなども積んでおくと良いとのことでした。ガソリン残量も気にしていつもより多めを意識するのもよさそうです。

大雪に関する気象情報は、気象予測をもとに大雪の恐れがある3日前から、気象庁のホームページなどを通して緊急発表されます。

【北陸地方整備局道路部 磯野信樹課長】
「大雪の予測が出ている場合には、不要不急の外出を控えて予定変更をしていただきたい。お出かけの際には、気象予測や、雪があるのか、交通の流れは順調かなどの道路の情報もSNSなどでご確認いただければと思います」

車内で暖をとって眠っている間に雪が降り積もり、知らないうちにマフラーが雪で覆われてそのまま車中で一酸化炭素中毒死してしまうケースもあります。

車が立ち往生した場合など、どうしても車内で過ごすしかないときには、マフラー周りの雪かきと、窓を少し空けて換気をすること、を覚えておいてください。

平年と比べて降雪量が少ないと見込まれている年であっても、一気にドカ雪の降る恐れはあり、その場合には交通障害にもなりやすいため、万一の備えは必要です。

また冬に車を運転する際には、雪道に限らず、見た目で分からなくても路面が凍っている場合もあることから「スピードを出さないこと」を常に意識してください。

2022年12月の国道8号“立ち往生”時には陸上自衛隊が出動して車の救出にあたった