2022年12月にも、新潟県柏崎市の国道8号ではおよそ22kmにわたる車の“滞留”が発生。“立ち往生”に巻き込まれてしまう可能性は、高速道路のみならず一般国道でも十二分にあり得ます。

北陸地方整備局によりますと、こうした立ち往生のそもそもの原因は、チェーン未装着車や冬タイヤへの交換をしていなかった車両がいたからだということです。
1台の車が動けなくなって道路をふさぎ、それが立ち往生に発展するケースが非常に多いそうです。
JAF(日本自動車連盟)が行った雪道での運転実験によれますと、圧雪路に対応していないノーマルタイヤでは車輪が空転し、勾配12%の坂を登れずに車体がずり落ちていきます。一方、雪道用のスタッドレスタイヤを装着した車では同じ条件の勾配路でも登りきることができます。

こうしたことからも、冬タイヤへの交換は雪が降ってからではなく、早めの交換が大切だということがわかります。また念のためにチェーンなども車に積んでおくと安心にもなります。