この日もダスキン ターミニックスの川瀬敏裕さんは、ハチの巣のそばにいました。
「あの中…」
新潟市南区のとある住宅の庭にある3メートルを超える木の下に潜んでいます。
【住民の方】
「室外機の音はしないのに、その辺でぶんぶんモーター回ってるのかなと思って…。近づいたら木が鳴ってるし、耳を下にやったらそこにいた。いやー危なかったね」

川瀬さんは、まずはハチの種類を確認すべく一匹捕獲。
モンスズメバチでした。
日没後も活動するモンスズメバチは気性が荒く、分かりづらい所に営巣するのが特徴です。

改めて捕獲シートで働きバチを捕獲します。
シートに反応して襲い掛かってくるモンスズメバチ…。
「こうやってある程度捕獲しちゃえば駆除も楽なんで、しばらく待ってください」
大量の働きバチを捕獲した後、川瀬さんは巣に向かい飛んでるハチをさらにシートで捕まえていきます。警戒してくるハチが少なくなったところで、穴に向けて駆除スプレーを噴射!

ハチも落ち着き、これで巣も駆除できたかと思いきや…モンスズメバチは、なんと木の奥に巣を作っていました。
「地面を掘ろうと思ったんですけど、木の根っこもあるので掘り切れないです。手を入れてみたんですけど木の厚みがあるので巣のところまで指が届かない。あとは穴を埋めるしかないです」
木の中に薬を撒き、巣の中にいたハチはほとんど死んだはずですが、巣の外へハチが出てこないように網で念のために穴を塞ぎ、ビスを打ってようやく駆除が完了しました。
【住民の方】
「おれたち素人じゃ近づけないしね。とりあえずいなくなればそれでいい」
【ダスキン ターミニックス 川瀬敏裕さん】
「巣の形状ができている場合には、近寄らずに業者に任せるのが良ろしいのかなと思います」

例年以上に今後の警戒が必要なスズメバチ。
もし巣を見つけても安易に近づかず、専門の駆除ハンターに依頼しましょう。