企業価値向上で人材確保 若者に“選ばれる”会社とは?
少子化や人口減少で若い労働力が減る中、人材確保に向けた企業の取り組みに注目しました。
新潟市中央区にあるトラストコミュニケーションは、県内外で携帯電話の販売ショップなどを展開しています。現在、社員は48人。20代、30代が中心です。

【若手社員】
「入社して2年経たないぐらい」
「会社説明の時に綺麗なオフィスだなって…」
実は、3年ほど前の社員数は24人と、現在の半数でした。
【トラストコミュニケーション アプリ事業課 葛綿めぐみ課長】
「これから事業拡大をしていこうと思っている時期で、採用力強化のためにリノベーションを決意した」

リノベーション前は、部屋の真ん中にデスクが置かれ、パソコンを中心に向かい合って仕事をしていました。
また、オフィスの入口につながる階段は薄暗く…
「社長がよく言っていたのは、階段を上がるごとに期待値が下がっていくオフィスだと」
トラストコミュニケーションは、オフィスリノベーションの専門ブランド『ReeL rebrand』を手掛ける一級建築士の弦巻大輔さんに依頼。
その内容は「若い人が働きたくなるようなかっこいいオフィスに…」でした。

【ReeL 弦巻大輔社長】
「階段の印象も格好よくしたかったので、L字型の鉄板を被せることで一気に印象を変えて、耐久性も高めています。入口のドアは完全に新しく作りました」
変哲もない白い壁に囲まれたオフィスは一変し、ウッド調の温もり溢れる室内へ。
デスクはパーソナルエリアを確保するよう壁沿いに置かれ、まるでカフェのような雰囲気です。部屋は壁で仕切られ、応接兼会議室も設けられました。

「既存の状態をよく観察して、デザインを加えた時に、どう“新しい価値”を与えられるか…」
弦巻さんは数多くの住宅やオフィスのほか、銀座や鎌倉などで店舗のデザインも手掛けた経験から、それぞれの良さをクロスオーバーさせたリノベーションができるといいます。
「デザインがいいは、オフィスの企業価値なのかなと。モチベーションの向上に繋がると思う」
トラストコミュニケーションは、リノベーションによって採用力が向上し、社員数は倍に!社員の満足度も向上し、セキュリティ面も強化されたといいいます。
【トラストコミュニケーション アプリ事業課 葛綿めぐみ課長】
「コミュニケーションが取りやすくなった」

「階段を上がるごとに期待値が上がるようなオフィスになったなと感じている」
事業の拡大も順調です。
「Zoom会議をすると大体、『おしゃれな会社ですね』と言われる」











