あたりを暗くし、ハチを落ち着かせようとしますが、ハチの羽音と、ヘルメットを針で刺す音が不気味に響きます。
カメラに映った川瀬さんの頭部にはたくさんのハチが…!

「そろっといいかな…」
ハチが落ち着いてきたところで、ライトを付け手際よく巣穴にスプレー噴射。
ハチは最後の抵抗をみせますが、駆除スプレーをかけられて動きが弱くなり…。
巣の中にいたハチとさなぎ幼虫を合わせて、およそ200匹。
3段に作っていた巣は駆除されました。

この日の気温は30℃を超えていて、全身を覆う防護服に身を包んだ川瀬さんの顔には大粒の汗が流れます。頭に巻いたタオルは手で搾れるほど汗でびしょびしょ…。
ダスキン ターミニックスの川瀬敏裕さんによると、今年のスズメバチはいつもと様子が違うそうです。
猛暑の影響で、例年よりもハチの動きが鈍いといいます。
「水がないと生きていけないので、どこまで生きられるかというのはあるが、活動のピークがずれる可能性はあると思います」
スズメバチの攻撃性が高く危険な時期は例年7月から9月ごろと言われていますが、35℃以上の猛暑だとエサとなる昆虫も動かないため、スズメバチの活動も活発でなくなるそうです。そのため、気温が35℃以下に下がって昆虫が動き出すと、その分ハチの活動時期も長くなるかもしれないと懸念します。
「10月のアタマまで注意は必要かなと」