新型コロナウイルスの感染状況について、新潟県内では減少傾向にあります。
これについて専門家はどう見ているのでしょうか。

感染症法上の分類が5類に移行にしたことに伴い、新型コロナウイルスの感染状況については、週1回発表される指定医療機関での定点把握となりました。
引き下げ後から2週目の時点では、感染者数の平均が前の週より増加しましたが、最新の感染者数は4.80人です。


感染症対策の専門家は、まだまだ警戒は続けるべきだと訴えます。

【新潟大学大学院医歯学総合研究科 菖蒲川由郷 特任教授】
「新型コロナウイルスに対する警戒感とか危機意識はかなり薄くなっていると思いますが、特効薬はないわけですし、ハイリスクの高齢者や元々の基礎疾患持っている人にとっては命を奪う可能性のある病気」

また、患者の把握方法が変更された点にも注意が必要だと指摘します。

【新潟大学大学院医歯学総合研究科 菖蒲川由郷 特任教授】
正確な数が分からなくなってきていて、実際には回りで広がっていたということがあるのかもしれない…。重症化リスクのある高齢者、病気を持った人は是非予防に心がけていただきたい」