これまで堀川内科・神経内科医院では、動線の確保や検査体制などから感染の疑いのある患者の受診体制を築けませんでした。

5類に移行するとはいえ、感染力が弱まったわけではい新型コロナウイルス。

しかし5類に移行した後は、受診を断ることはできません。
堀川内科・神経内科医院では、院内感染を防ぐために、これまで物置として使用していた倉庫を抗原検査場にすることにしました。

【堀川内科・神経内科医院 今野卓哉院長】
「当院の看護師等も新型コロナウイルスの検査をすることが初めての経験なので、5人超えると少し慌て始めて、10人を超えると手に負えなくなると予想しています。」

当面の間は、かかりつけの患者のみを受け入れ、来院時間も指定します。
発熱者は院内に入れず、患者の自家用車や倉庫の中で検査を行い、検査後は帰宅して電話診療対応とする予定です。

ただ、堀川内科・神経内科医院の患者のおよそ8割は近所の高齢者で、しかも歩いて通う人が多いため、待機所が十分に確保できずに、夏場には熱中症などの対策が必要になりそうです。
スタッフらを対象に開いた新型コロナウイルスの診察体制の説明会でも、“待機所”への懸念が話題になりました。

【堀川内科・神経内科医院今野卓哉院長】
「とにかくやってみるしかないと思っているので、やってみながら軌道修正して、なるべく地域の要請には応えていきたいと思っています」