これでわかる!“浪曲と玉川太福”

【啖呵(たんか)】
「太ちゃん、私スマホに変えたいんだよね」

浪曲は、『啖呵(たんか)』と呼ばれる台詞と『節(ふし)』と呼ばれる歌で物語を伝える語り芸です。さらに…

「浪曲は途中で終わります。『え、そこからどうなる?』っていうところで終わりますからね」

オチがつかないのが特徴の一つです。

新潟市東区出身の太福さんは、2007年に玉川福太郎さんに弟子入り。
しかし入門から3か月もたたないうちに、師匠の福太郎さんが不慮の事故で亡くなってしまいました。

太福さんは、師匠が残してくれた音声を聞き、師匠の妻や先輩たちに支えられて芸を磨きました。

そして2013年に浪曲師として一本立ち。
“古典の名作”を継承する一方、新作にも取り組み、数々の賞を受賞するのです。

実は、浪曲と田中元総理には“深い関係”があります。