多くの人に読んでもらうには、どうしたら良いのか…

丹後まみこさんは、夫の鉄雄さん(72歳)と共にこれまで精力的に活動を続けてきました。ところがおととしになって、夫の鉄雄さんに病気が見つかり、今後の夫婦での活動について悩んでいました。

【丹後まみこさん】
「以前ほどそんなに前には出れないとは思うんですけど、でもぷっつりやめるっていうのは私もちょっとできない―」

そんな中、声を掛けてくれたのが古川俊治さん(54歳)です。

【古川俊治さん】
「読んだ時にすごく心を揺さぶられた。あの感情を持ってもらうには『読んでもらわなくっちゃ』だと」

古川さんは20歳の時に親友を白血病で亡くしており、『骨髄バンク命のアサガオにいがた』の企画リーダーを2022年から務めています。

古川さんが心揺さぶられた『命のアサガオ 永遠に』を、スマホでも読めるようにする電子書籍化少数製本の実現を目標に、2月からクラウドファンディングをスタートさせたところ、全国から応援が集まり、約ひと月で目標の150万円を達成しました。

【丹後まみこさん】
「この本には、出版当時の18年前から現在までのことは何も記録されていないから、その部分をちょっとつけ加えて新たに蘇らせたら嬉しいですね」

そして今、古川さんらは“もう1冊”の本『俺、マジダメかもしれない…』の電子書籍化と少数製本を次の目標に掲げ、改めて協力を呼び掛けています。