新潟市西区で冷凍冷蔵設備や冷暖房設備などの販売とメンテナンス業を営んでいた『共栄産業』が15日に、新潟地方裁判所から破産開始の決定を受けていたことが分かりました。
民間の信用調査会社・東京商工リサーチによりますと、販売不振が原因とみられ、新潟県内では207件目となる新型コロナウイルス関連の倒産だということです。
負債総額は約6100万円と見込まれています。
1962年に新潟市西区寺尾朝日通で設立された『共栄産業』は、冷蔵ショーケースなどの製造販売を祖とし、元受け下請けを問わず、各企業や店舗などの冷凍冷蔵設備や冷暖房空調換気設備などの販売・設計・施工・メンテナンスを主体に、2005年12月期には5億1285万円の売上高を計上していました。
しかし、市況の低迷や他社との競争が激化するなかで新型コロナウイルス禍の影響で引き合いも減るなどして、2022年12月期の売上高は2億167万円に減少。322万円の赤字を計上していた模様です。
一方で2023年3月からは新たな社長の下、利幅の見込まれるメンテナンスを主体として経営改善に努めていたものの、2024年12月期の売上高は1億170万円にまで減少するとともに赤字額も3288万円に拡大していました。