“食品ロス”を減らしたい…

農林水産省などによりますと、2020年度の1年間で廃棄された食品の量は522万トンに上ります。
この量は『WFP 国連世界食糧計画』が人道支援に使う食糧の1.2倍に当たります。

522万トンのうちのおよそ半分が、スーパーなど食品関連事業者の食品廃棄(275万トン)です。
スーパーやコンビニなどでは、以前から消費期限や賞味期限の迫った商品を手前から取ってもらう、いわゆる”手前どり”を呼びかけていますが…

【ミライデザインGX 濵田岳社長】「お客さんは後ろから取るのが基本じゃないですか。なのでこの”手前どり”をやってくださいとどれだけいっても、スーパーで働いている時の数値では全く変化がない、何の効果もない」

そこで、濵田さんが考えたプロジェクトが『ハピタベ』です。

『ハピタベ』とは幸せの”ハピネス”と”食べる”をもじったもので、消費期限や賞味期限が迫った商品にハピタベシールを貼り、シールを10枚集めるとガチャを1回まわせるという仕組みです。

【ミライデザインGX 濵田岳社長】「手前から取りましょうみたいな運動や啓蒙って強制的な感じで抵抗していたのが、ガチャなどでは“楽しいからやる”と変わってきます」