ダブルケアラーの“孤立”を防ぐため、自身もダブルケアラーである車谷道子さんは、ダブルケア経験者など11人で構成する団体『歩み寄りの会』を立ち上げ、2か月に1回程度、ダブルケアラーの不安や悩みを聞く会を開催。
また、“全国ダブルケア月間”である2月に『歩み寄りの会』では、坂井輪地区公民館(新潟市西区)で、ダブルケアの理解推進のためのパネル展示を行っています。

「昔の私のように、1人で何かそこで悩んで自分を追い詰めてしまう…、そういう人をこれ以上増やしたくないなっていう思いで立ち上げました」
「ダブルケアをしてても安心して生活できる社会になっていくといいなって…」

そして何より、「ダブルケアの“現状”を知ってもらうことが重要」だと話します。

「ダブルケアを知ってもらうだけで違ってくると思うので、1人でも多くの方に知っていただけるような、そういった啓発活動を行っていきたい」

まだまだ知られていないからこそ、早めに官民連携しなければいけない『ダブルケア』の現状に、少しずつではありますが、救いの手が差し伸べられています。