桜井さんは、宮城県登米市出身。ものづくりと釣りが大好きな少年でした。
高校を卒業後、釣りの技術が学べる専門学校へ進学し、ルアー製作を学んだといいます。

「ずっと小さい頃から釣りをしていて、いろいろな道具があって。その道具にスポットを当てて調べると、遊びの道具にいろんなギミックが詰まっていて。それを世に出して、世の中の人を喜ばせることってすごくいいことだよなって」

「釣りに関わる仕事をしたい!」強い思いでたどり着いたのが、ものづくりのまち・三条市。釣り具メーカーを経て4年前に独立し、念願のルアービルダーになりました。

釣り人の好みに応じるオーダーメイドも可能で、桜井さんの芸術的なルアーに多くのファンがついています。

ルアービルダー・桜井貴史さん
「根っこは釣り人なんで、どれだけ納得のいくものを作って、納得いく魚を釣れるか。なので、でっかい工房を構えてとかは正直考えていないですよ。自分がこだわって作ったものを、こうやって使って、『どうですか!』という魚を見せたい」