開店と同時におよそ70ある席は満席に…
徐社長は茹で上がった麺を手際よく丼ぶりに移していきます。

川崎さん夫妻のもとにもラーメンが届きました。
たっぷりの背油が乗った煮干しが効いたスープに、太い麺がマッチした杭州飯店の『中華そば』。3か月間待ち焦がれた、その味は…

茨城から駆け付けた川崎さん夫妻
「おいしいです。以前と味は変わってないと思います。変わらず、おいしいです」「思い出がよみがえる。このために生きているなって」
茨城県から30年間通い続けた味の復活にご満悦の様子でした。
その思いは地元の人も同じです。

地元の客は
「夢にまで見た待ちきれない味。最高です」
杭州飯店 徐直幸 社長
「『おまちどおさま』。『ありがとうございます』。それだけですね。ラーメンの味はそのままに、今までと変わらない味でやっていきたいと思います」

ちなみに食べ終えた川崎さん夫妻はというと…
―これからはどうしますか?
「茨城に帰ります。全然苦じゃないです。4時間、この話で持ち切りです。あっという間に帰路につくよね」

愛され続けた味は変えず生まれ変わった名店は、再び多くの人の笑顔を作ります。
なお、杭州飯店の“復活初日”は午後2時半で売り切れとなったそうです。