日本が中国に輸出した食品などの通関手続きに遅れが出ていることが分かりました。通常よりも2週間程度時間がかかっているということで、高市総理の台湾有事に関する発言への対抗措置の可能性があります。

複数の関係者によりますと、通関手続きに時間がかかっているのは日本から中国へ輸出された酒類や食品などで、通常より2週間程度時間がかかるケースが多いということです。

北京にある日本大使館には、特に日本酒の手続きや日本からの商品全般の手続きに時間がかかっているという相談が寄せられているということです。

また、これまでに必要とされなかった書類の提出が新たに求められるようになったほか、通関手続きの際の商品の確認について、これまで一部を対象に行われていたものが全ての商品を対象に行われるようになったということです。

港の倉庫に商品が留め置かれているケースもあるということで、事業者からは「通常よりも保管料がかかっている」と輸送コストの上昇を懸念する声もあがっています。

こうした手続きの遅れは高市総理の台湾有事をめぐる発言のあとに生じているということで、中国側の対抗措置の可能性があります。

ただ、日本からの輸入品を扱う事業者の一人は「手続きがストップしているわけではないので、深刻な影響が出ているわけではない」とも話しています。