恐竜の展示位置を細かく指示しているのは、東京のイベント運営会社・ドリームスタジオの夏見歩さん。会場のレイアウトを担当しました。一度設置すると簡単に動かせるものではないため、慎重に位置を確認します。

【ドリームスタジオ 夏見歩さん】「コースの組み方とか特にそうなんですけど、子どもがいかにびっくりする作りになっているかというのは気にしてやっています」


訪れた人がどのように『恐竜と遭遇』するのかが計算しつくされたレイアウトです。

会場では恐竜周辺の展示作業も始まり、迷路のようなものも徐々にでき上がっていきます。

恐竜がいる場所を仕切るパネルは、職人が一枚ずつ板をつなげて壁を作っていきます。

水や空気が流れる仕掛けのホースを床の下に張り巡らせる職人も。広い会場での作業は大変ですが、頑張れるワケがありました。

【ホース職人】「新型ウイルス禍ですからね。見て、楽しんで、驚いていただければ、一番うれしいですね」

会場には恐竜だけではなく、植物の展示も大量にあります。手渡しでトラックから降ろし、恐竜の近くに運びます。恐竜がいた時代の世界観を再現しようと、実際にジャングルにある植物を選び、およそ1000本用意したそうです。


【ドリームスタジオ 夏見歩さん】「恐竜の歴史や、一個の恐竜の中でもいろんな種類があるとか、今回のイベントでは学べる要素がいっぱいあるので、夏休みの自由研究や子どもの学びという点でも、すごく楽しみがいのあるコンテンツになっている」

新型ウイルス禍で迎える3度目の夏休み。恐竜が生きたおよそ2億年前の時代を、親子で楽しんでみてはいかがでしょうか。