新潟県内の4つの高校の生徒会が、各校の取り組みについて情報交換する『生徒会連盟』が20日に発足しました。
生徒たちは、防災に対する情報発信もしていくということです。

この『新潟県生徒会連盟』は、新潟市江南区の新潟明訓高校の生徒らが中心となり企画しました。各校の生徒会に呼びかけ、新発田中央高校・東京学館新潟高校・北越高校が参加しました。

生徒会連盟には各校の行事や取り組みについて情報交換する「交流部」と、防災に関する知識を発信する「防災部」があります。

【新潟明訓高校・生徒会長 芝原航さん】
「防災部では災害についての正しい知識や情報を広め1人でも多くの命を救いたい」

発足式では、新潟大学災害・復興科学研究所の卜部厚志所長が講演しました。

【新潟大学災害・復興科学研究所 卜部厚志所長】
「防災部が、生徒会の部としての活動になると、生徒会がある限り歴代続いていくので、そこも良い仕掛けとして入れたなと思っています」

その後生徒たちは、交流部と防災部の2つのグループに分かれ議論。
制作を予定している防災情報をとりまとめた冊子をどう活用していくかについて、防災部では話し合っていました。

【新潟明訓高校・生徒会長 芝原航さん】
「新潟県内の災害はこれからも課題になってくる。まずは1人でも多くの人に知ってもらう。知ってもらったら、僕たちで対策などをどんどん発信していこうと思う」

連盟では、まずはオンライン上で情報交換をしながら活動していく方針で、他の高校にも参加を呼びかけるとしています。