新潟県内の各地で、横断歩道を渡っている子どもが巻き込まれる事故が相次いでいます。新潟県は、2023年にJAFが行なった調査で「信号機のない横断歩道での一時停止率」が全国最低でした。

『歩行者が優先』のはずなのに…。
なぜドライバーは止まらないのか?
警察の取り締まりに密着し、その理由を探りました。

新発田市富塚町で町内会長の武田隆さんは、黄色いベストを着て、横断歩道を渡る児童を見守っていました。車に一時停止を促しています。

「黄色いベストは、遠くから認識してくださるのでありがたいですね」

この道路は、国道と県道を繋ぐ市道で、車を運転する人にとってはいわゆる「抜け道」になっており、スピードを出す車が多いそうです。
近くの学校の先生や住民が協力して、定期的に通学時間帯の子どもを見守る活動をしています。

【町内会長 武田隆さん】
「“横断歩道があるから安心だ”ってことではない、と改めて思い知らされました」

この横断歩道では、2月に事故が起きたばかりです。