新型コロナによる行動制限のないこの連休、どう過ごすのか街で聞いてみると青森県民は近場で家族と過ごす傾向が見えてきました。
大手旅行会社JTBの調査によると、2023年のゴールデンウィークに国内旅行に出掛ける人は2450万人に上る見通しで、コロナ禍前とほぼ同じ水準となっています。
では、県民はどう過ごしているのでしょうか。

※青森県民「全く(予定)ないです。天気が良ければ近くの公園とかに行くぐらい」「別に何も。家の中で過ごすだけです」「どこにも行かない」


特に予定はない、どこにも行かないというのです。その理由を聞いてみると。
※青森県民「コロナ禍になる前は連休といえば旅行に行ったりとか出かけていた。おっくう(旅行に)行かないことに慣れちゃって」「人混みに行って病気をもらっても仕方ないしね。インフルエンザみたく薬飲んですぐ治るなら人混みに行って(ウイルスを)もらっても大丈夫だけど」

新型コロナ対策による行動制限はなくなり、感染症法での位置付けは「5類」に変わるとは言え、まだまだその影響は残っているようです。
また、この連休期間を家族との時間に充てる人も。


※岩手県からの帰省客「実家でのんびりしようかなと。。私よりもおじいちゃんおばあちゃんが喜んでいます」
※茨城県からの帰省客「茨城から(青森に)帰ってきました。家族でごはんを食べたりとか兄が新しい家を建てたので遊びに行ったりとか家族団らんの時間を過ごしたい」

JTBの調査では、旅行に行かない理由は、「ゴールデンウィークは混雑するから」が42.5%で最も多く、前の年から10.6ポイント増加しました。次いで、「ゴールデンウィークは旅費が高いから」、「家でのんびりしたい」「収入が減ったので支出を控える」の順に多くなりました。旅行に出掛ける人の数はコロナ前に戻ったものの、県民は近場で家族とゆっくり過ごす人が多いようです。
こうした傾向は青森テレビが先月行った視聴者へのアンケート調査の結果にも表れています。162人が回答して最も多かったのは「自宅や近場で過ごす」の78人で全体の半数近くを占めました。次いで56人が「まだ決めていない」と回答しました。「旅行に出かける」と答えたのは14人で8.6パーセントと少数派でした。近場で過ごす理由としては、コロナが完全に収束したわけではないことや物価や宿泊費の高騰もありそうです。