「早く実現してくれれば」新たな「津波避難タワー」の建設

新たな津波避難タワーの建設場所は下長と根岸地区に1つずつ、加えて、下長公民館を増築して津波避難ビルにする計画です。今後、具体的な検討を始め、建設場所や完成時期を発表する予定です。

石堂三丁目町内会 佐藤菊光 会長
「(避難者は)避難タワーがあれば分散されます。食料の貯蔵・備蓄も可能じゃないですか。早く実現してくれればいい」

災害が発生した時はどの道を通り、避難所へ逃げるのか。自分が住む地域の交通環境を踏まえて想定しなければ、命を守ることはできません。

青森県内の「下北」と「太平洋沿岸の地域」に取材したところ、八戸市と同様に一部の人に「車の避難」を容認しているのは三沢市、おいらせ町、六ヶ所村、東通村です。一方で、むつ市と階上町は「原則徒歩」でした。

他県の事例にはなりますが、東日本大震災を教訓に宮城県亘理町では、道路を5本新たに設けるなどしたうえ、車を使った訓練も年に1回実施しているということです。