気象庁は31日(金)に「暴風と高波及び大雨に関する全般気象情報 第3号」を発表しました。
 
この情報によりますと、31日は東シナ海から日本の南の前線上に低気圧が発生し、翌11月1日(土)にかけて急速に発達しながら、本州の太平洋側を北東へ進み、1日夜には千島近海へ達するとみられています。
低気圧や前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込むため、南西諸島では31日、西日本~北日本では1日にかけて、大気の状態が非常に不安定となる見込みだということです。
また、急速に発達する低気圧の影響で1日は北日本では「大荒れ」や「大しけ」となり、北海道地方では潮位が高くなる所があると見込んでいます。
本州の太平洋側を北上するこの低気圧は、中心気圧が24時間で24hPa以上低下する、いわゆる“爆弾低気圧”の可能性があります。
気象庁の天気図を見てみても、31日正午現在の段階で1010hPaだった低気圧が、11月1日午前9時には976hPaに。1日午後9時には968hPaになっているのがみてとれます。
 
大荒れの天気が予想されていることから、気象庁は、北日本では11月1日は暴風や高波に警戒し、北海道地方では高潮による低い土地の浸水に、東日本では高波に注意・警戒するよう呼び掛けています。
また、東日本と北日本では1日にかけて、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒し、全国的には落雷や竜巻などの激しい突風、降ひょうに注意するよう呼び掛けています。
※気象情報は日々変わっていくため、今後も気象庁の最新の情報、天気予報には留意する必要があります。
※【雨と風の予想シミュレーション】は、関連リンクからご覧いただけます。


 
   
   
  









