激戦の「青森1区」
「青森1区」は接戦となった末、自民党・前職の津島淳氏が立憲民主党・元職の升田世喜男氏らをやぶり、5回目の当選を決めました。一方の升田氏は比例で2回目の当選を果たしました。


衆院選の度に激しく戦ってきた因縁の2人、顔を合わせるのは2009年、12年、14年、17年、そして今回と「5回目」です。「政治とカネ」の問題のあおりを受けて、津島氏は厳しい選挙戦となる中、大物が相次いで応援に入りました。

石破茂 総理
「野党は政権交代こそ政治改革と言う。どんな政権を作るのか?誰が総理でどの党とどの党が組んで―」
一方、過去4回の選挙で津島氏の票に届かなかった升田氏は「自民党の小選挙区独占状態の解消」を訴え、支持を広げていきました。

升田 世喜男 氏
「カネの不祥事が出た流れでの今回の選挙でありますから、皆さんの1票の力で政治の流れを変える」
迎えた選挙の日。開票が進む中、青森1区で当選確実の知らせが届いたのは津島氏の事務所でした。

青森1区で当選 自民・前 津島 淳 氏
「今回の勝利は正直ふわふわした感じで実感がわいていないというのが正直なところでありますし―」
津島氏7万6265票、升田氏7万1211票、その差は、5000票余りでした。敗戦を受けて支持者に挨拶した升田氏、ただ、その後、比例で当選確実の知らせが入り、事務所内は歓喜に包まれました。

比例 東北で当選 立憲・元 升田 世喜男 氏
「まずは農林水産業を含めた景気雇用対策、年金を始め、介護医療、社会保障この部分をしっかりと取り組んで参りたい」
自らを『諦めない男』と評してきた升田氏は、比例で2回目の当選を決めました。