そして2022年5月17日。夜に淳子さんが家を訪ねると、部屋で既に亡くなっていた晨伍さんの姿を見つけた。テーブルの上には大量の医学書と遺書が残されていた。
【遺書より】「知らぬ間に一段ずつ階段を昇っていたみたいです。病院スタッフの皆様 少し無理をするのに限界があったみたいです。何も貢献できていないのにさらに仕事を増やしご迷惑をおかけしてすいません」
淳子さんへの思いも綴られていた。
【遺書より】「お母さんへ 最後まで本当にありがとう。もっといい選択肢はあると思うけど選べなかった。自責の念は持たないで。大好きです」
(母・淳子さん)「やっぱり私が精神的におかしくなってしまうのを一番心配したと思います。そんな亡くなる前まで私のことを心配してくれて本当に申し訳ないです。本当にぼんくらな親でした」