
輪島塗は、漆器の中では初めて国の重要無形文化財に指定されていて、日本を代表する伝統工芸品のひとつです。
(田谷昴大さん)「熱いお味噌汁を入れても熱くならなかったりとか、美しいだけではなくて機能面でも優れているので、僕はこの輪島塗のお椀が1番好きで、このお椀をたくさんの人に知ってもらいたいなと」
ただ輪島塗を作るのは簡単ではありません。田谷さんによりますと、輪島塗を作る工程はなんと120以上も。その上、工程ごとに職人が分かれているため、ひとつを作るのに6人~7人ほどの職人が必要だといいます。
(田谷昴大さん)「輪島全体が壊滅的な被害を受けていて、もう輪島塗を作れないんじゃないかなっていうのは、僕らの会社の倒壊を見た時よりも、輪島の朝市とか中心通りが被害を受けているのを見て思いました」

そんな田谷さんたちの輪島塗を応援しようと、大阪でも支援の動きが広がっています。大阪市に住む吉村大作さんは、地震があった次の日、田谷さんが助けを求めていることを知りました。
【電話で話す2人】
(吉村大作さん)「輪島塗をなんとか復興するんだという思いにそっと寄り添うことしかできないんですが、できる限りのことをできたらなと本当に思っています」
(田谷昴大さん)「ありがとうございます」
募金を集めて、輪島塗職人の工房を作るため、大阪でチャリティーコンサートが開かれました。全国で広がる支援。田谷さんの大きな原動力にもつながっています。
(田谷昴大さん)「近くに目を向けると本当に心が折れそうになるんですけど、たくさんの方に後押しをされて前を向かせてもらっているなと思うので。僕らも必ず輪島塗のメーカーとして戻ってくることで恩返しをしたいなと思っています」














