早いところで『6分』で津波到達… 理解すべき「被害想定」

弘前大学理工学部 片岡俊一教授
「かなり高い津波がすぐに来る。能登半島の地震でも、地震が起きてから早いところでは(津波到達まで)1分という報告も出てますが、数分で津波が来ました。日本海側の地震は、地震が起こる場所が陸地から近いので津波がすぐにきます」

深浦町や鰺ケ沢町では早いところで6分での津波の到達が予想され、死者のうち6700人は津波被害となっています。片岡教授は、今回の地震のように冬の場合、津波以外にも屋根に積もった雪の重みで建物の倒壊リスクが上がることや、防寒を考えた避難についても対策が必要としています。

弘前大学理工学部 片岡俊一教授
「被害想定はされていて、被害のイメージはできていますが、これに対してどう対処するか、住民と関連する問題としては啓蒙活動、避難をすぐすることとか耐震化を進めましょうなど。住民の方については自分で食料を抱えていることが大事だと思います」

自分たちの住む地域の被害想定を理解していくことから防災が始まります。