もしも日本海側海溝型地震が起きたら…

1月1日に起きた能登半島地震。200人を超える死者が出ているほか、津波や火災で建物の倒壊やライフラインが止まるなど被害の全容はいまだに見えていません…。

弘前大学理工学部 片岡俊一教授
「能登半島の地震は陸地に非常に近い活断層が動いたということで、強い揺れとすぐに津波が来たということで被害が大きくなっています」

地震防災を専門とする弘前大学の片岡俊一教授です。片岡教授は県が想定する大規模地震の被害の試算にも知見を提供しています。県は能登半島と同じ日本海側で想定される地震について、国が示した沿岸にある4つの津波断層モデルを踏まえて試算しています。

この結果、最大で震度6強、広い範囲で震度5以上の地震を観測し、6900人の死者が出るとしています。内訳は深浦町で3700人、鰺ケ沢町で1900人など沿岸自治体に集中しています。