金沢市担当者「余震に注意して“来てください”」

井上キャスター:
金沢市内の観光の現状です。

▼「兼六園」「近江町市場」は、通常営業
▼宿泊に関して、2次避難先として被災者を受け入れたり、復旧事業者の宿泊だったりで、ほぼ満室状態のところもある一方、キャンセルで空きが多いところもあるという。

金沢市観光政策課の担当者によると、「観光の問い合わせの際、『迷惑にならないか』と気遣いの声が多いが、余震に注意して“来てください”とお伝えしています」と話していました。
3月の「北陸応援割」開始までに、今まで通り、観光客を受け入れられるよう環境を整えたいということでした。

ホランキャスター:
生活を直接的に再建することももちろんだが、経済を守ることが、北陸にお住まいの皆さんの生活を守るということにもつながるので、私たちも、できる支援を適切な形でしていきたい。

歴史時代小説家 今村翔吾さん:
直近で考えなければならないことと、中長期的に考えなければならないことって、決して別々にやる必要はなくて、同時にやることもできる。経済的な支援は、中長期的に必要なことなので、できることをひとつずつやっていく必要がある。

井上キャスター:
発災直後に金沢で取材させていただいたが、地元の方たちは、どんどん来てください、とおっしゃるんですよ。ただ、同じことを観光団体の方に伺うと、来てくださいとまでは責任をもって言えないです、と話していた。再び地震が来たときに責任を取れない、と。

行政や国の側としては、能登はまだそれどころではないですけれども、この地域は大丈夫なので来てください、などといった、細分化した情報発信をすることが重要になるのかもしれません。