32年前にこの地蔵菩薩を手がけた父も現場に

そして午後、ある男性が工房を訪れました。穏やかな現場に、にわかに緊張が走ります。明観さんの師匠であり父である松本明慶さん(78)です。
(明慶さん)「(目に)ブルーはやっぱり入れてあげたら若く見えるよな。入れてみる?ここでもう」
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短くも的確な指示。青色を入れたことで表情に力強さが生まれました。
(明慶さん)「眉毛が弱いな、ちょっとな」
(明彩さん)「眉毛もうちょっと太いほうがいいですか?」
(明慶さん)「上でやらんと下で伸ばしてもらわなあかんわな」
明慶さんは人呼んで「平成の大仏師」。仏像彫刻師の世界で“100年に1人の天才”と言われています。
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(松本明観さん)「今できるベストは尽くしたいですよね」
明観さんがこう意気込むのには理由がありました。実はこの地蔵菩薩、32年前に手がけたのが父・明慶さんでした。
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彩色が終わり、明慶さんから受け継いだ地蔵菩薩に命が吹き込まれました。
(明慶さん)「ええ感じええ感じ。やさしなったね」














