“戦争は他人事ではない”と感じた

議論の結果をまとめ、最後は全体で共有します。

4班のテーマは『静岡県で平和学習を推進する』

生徒:
「被爆地と静岡県では、やはり平和に対しての意識のどうしても差が生じていると感じたため、このテーマにしました。
静岡県でも『平和学習の日』っていうのを半年に一度行い、生徒たちが静岡県内での戦争の被害を調べるといったことや、原爆の資料映像を見る、紙芝居などにまとめて、そのまとめたことを伝える」

生徒:
「自分の考えとかを他の人たちも含めて整理して話し合っていくと、あとに残ると言いますか。自分ではどうできるだろう?みたいな次のステップに行けたような感じがします」

生徒:
「戦争っていうのが(自分とは)繋がりのないような大きなことだと思ってたんですけど、家族と友達との関係性とか、そういう小さなことから派生してくるものであるってことが、自分の中で、やっぱり戦争って他人事じゃないんだなっていうのをはっきりと感じられたと思います」

長崎国際観光コンベンション協会 古賀部長:
「修学旅行で(長崎に)来る方たちっていうのが毎年毎年20万人とか来られてるわけですよね。そういった方の一部の方がこういったプログラムに参加して『あぁ、自分たちもやっていかなきゃいけないんだ』ってなってくると、彼らが誰かに伝えてくれたりアクション起こしてくれると、それが拡がっていくわけですから、すごく大きな意義があると考えています」

「長崎SDGs平和ワークショップ」は、生徒一人あたり2千円で、当日のプログラムだけでなく、事前学習や事後学習にもオンラインで対応し深い学びにつなげることを目指しているということです。
ワークショップのガイドには現在、宿泊事業者から24人が登録しているということですが、通常業務と両立させる難しさもあるということです。
コンベンション協会では、今後、ガイドを担う人材の幅を拡げていきたいとしています。