能登半島地震は発生から1週間が経ちました。石川県では死者161人、安否不明者103人が確認されてますが、被害の全容は未だにみえません。石川県穴水町から中継です。

1週間経った今も、複数の住人らの救助活動が続く土砂崩れ現場です。石川県ではきのうから大雪となり、こちらの現場でも12センチほど雪が積もっています。

穴水町の由比ケ丘地区では、地震による土砂崩れで住宅が倒壊し、帰省中だった8歳の男の子を含む複数の世帯が建物の下で生き埋めになっているとみられます。けさも、消防隊員31人で救助活動が行われていますが、雪の影響次第では中断する可能性もあるということです。

けさまで被災地へ向かう道路が一時通行止めとなるなど、救助や支援活動にも雪の影響が出ています。

また、輪島市や珠洲市などの24の地区では、現在、少なくとも2300人以上が孤立状態にあります。石川県は安否が分かっていない人は103人と発表していますが、こうした孤立地区では、安否不明者や建物の被害などが正確に把握できていない状況にあります。

被災地では、停電や断水が続いていて、およそ3万人が寒さの中、衛生状態の悪化した避難所での生活を強いられています。