
心のケアの実践研究を行う、兵庫県こころのケアセンターの大澤さんによりますと、過度な緊張状態に陥る「過覚醒」の状態になると、睡眠障害や暴飲暴食・食欲不振、夢などで惨事の場面を繰り返し見る「再体験」などの精神的・身体的な不調につながるということです。
特に、過去に似たような経験がある人や、小さな子どもへの影響に注意が必要だといいます。
兵庫県こころのケアセンター 上席研究主幹 大澤智子さん
「見すぎることによって、夜尿、おねしょしちゃったり、あるいは夜驚ですよね。夜中にいきなり大きな声を出してびっくりして起きちゃったりっていうなことに繋がり、やはりその辺りは親御さんたちがコントロールするべきだと思います」
まずは情報を取捨選択し、災害・事故の衝撃的な映像を繰り返し見る行為は避けるようにすること。
そして、「過覚醒」「再体験」などの症状が見受けられる場合は、リラックスできる動画を見たり、ストレッチをしたりするなど、セルフケアをしてほしいということです。