「令和6年能登半島地震エリア」 去年は241回の地震を観測
(大石アンカーマン)
実は2021年から度々地震が起きているんです。「令和6年能登半島地震エリア」で震度1以上を観測した地震の回数なんですが、2021年で70回、2022年で195回、去年は241回。そして今年になって600回近く(4日午前8時時点)ということなんですが、去年は震度6強の地震がありました。

現地の方の大きな地震への備え、意識というのはどうでしたか。
(森本記者)
大きな地震を経験しているとはいえ、「まさかこれほど被害が出るような地震になるとは」というような声がたくさん聞かれました。
(大石アンカーマン)
例えば避難リュックとか避難袋を用意していますが、皆さんはそれを持って行くことはできたんですか。

(森本記者)
最初に大きな揺れが来た時に、特に沿岸部は津波が来るからとにかく逃げろということで皆さん着の身着のまま逃げていらっしゃった方が多かったです。
(大石アンカーマン)
行動としてはそれが正解だと思うんですけども、避難袋などを持っていくためには、やっぱり押入れの中に入れておくとかでは駄目で、玄関などに置いてすぐ持ち歩けるようにしないといけないんですかね。
(森本記者)
そうですね。そのあたりの備えの難しさというのも改めてお話を聞いて実感しました。

(夏目キャスター)
私たちが備えておくべきことは、何かあるんでしょうか。
(森本記者)
そうですね。とにかく逃げる、とにかく命を守るということを第一に考えてほしいんですが、その避難した先、公民館などにたくさん備えを用意しておく、備蓄しておくということが一つ大事なのではないかと感じました。
(夏目キャスター)
個人の備え、プラス、ある程度小さなコミュニティ、自治会ですかね、町単位での備えということにもなってくるんでしょうかね。
(森本記者)
そうですね。特に石川県はとても寒かったので、毛布などの防寒具も季節に応じた備えが必要になるなと感じました。
(大石アンカーマン)
ここまでは、例年と比べてそこまで寒くないということですが、今週は特に冷え込んできそうですし、二次災害も心配です。
(夏目キャスター)
今、困難な状況にいらっしゃる被災地の皆さんのために私たちができることは何かあるんでしょうか。
(森本記者)
現地に入ってみて、現時点で道路の状況が悪いということもあって、個人で現地に行くというのはなかなか難しいかなと感じました。さらに、石川県は現在個人からの支援物資というのは受け入れが困難だとしています。
なので、今できる支援としては義援金ですとか、今後は崩れた住宅の片付けなどで人手が必要になってくると思いますので、その時に応じた支援というのを考えてほしいと思います。

(夏目キャスター)
被災地に寄り添いながら今、私たちにできることを考え続けていくことが大切ですね。














