高市政権の物価高対策の象徴と言ってもいいガソリン税暫定税率の廃止ですが、正直、雲行きがあやしくなってきました。

そもそも暫定税率の廃止については主な政党が基本的に賛成していて、他の物価高対策と比べても障壁は少なく、すんなり決まると思われていました。

こうした状況を見て高市総理も就任会見で、「これまでの各党間の協議を踏まえ、今国会での廃止法案の成立を目指します」と明言したほどです。

では、ガソリン価格はどれくらい安くなるのか?ガソリンは“税金の塊”とも言われていますが、暫定税率は25.1円で、「暫定」とは名ばかりで、半世紀にわたり課せられていました。

いまレギュラーガソリンは10円の補助金が入っていますが、補助金を抜いたもので考えてみます。1リットルで184.5円(経産省 10月20日時点)なんですが、ここから25.1円を差し引くと160円を切って、159.4円。安くなりますね。