被災地からは「支援物資が届かない」「食料や水がない」のSOS
(夏目キャスター)
状況がそのように変わるのはなぜでしょうか?

(森本記者)
そうですね、現地では度々揺れが続いていまして、その揺れによってさらに土砂崩れが起きたり、被害が拡大しているというのがあると思います。
(夏目キャスター)
こうして道路の被害が大きいと、なかなか支援物資が届かないという状況もあり
ますよね。

(森本記者)
はい、避難所からは「支援物資が届かない」特に「食料や水がない」というSOSがたくさん聞かれました。
さらに道路が通れないとなると、消防や救急、自衛隊といった緊急車両もなかなか通れない場面も多く、道路の被害というのも一つ大きな課題だと感じました。

(夏目キャスター)
なかなか携帯の電波が届かない、途絶えてしまっているという話も先ほどありましたが、そうなると被災地の皆さんはなかなか情報にも触れられないということでしょうか。
(森本記者)
そうですね、避難所の方にお話をうかがったんですが、「食料がいつ来るのか」「そもそもそういうめどが立っているのか」とか、「インフラが回復するめどがあるのか」などの情報もなかなか入ってこないという状況でした。

(大石邦彦アンカーマン)
そうですよね、東日本大震災で取材した時に被災者の方が言っていたのは、やはり停電しているので、テレビも見られないし、当然スマホも使えないという中で、ラジオが結構頼りになったという話があったんですが、そのあたりはいかがでしたか。
(森本記者)
避難所でもたくさんラジオの音が聞こえていました。あとは誰かの携帯が繋がらないかということを皆さんで試して、何とか情報を得ようとされていました。

(夏目キャスター)
去年の5月にも、石川県珠洲市で震度6強を観測するような大きな地震がありました。