“吉川問題”でまさか
松木
山崎候補の場合はやはり一番大きいのが、川勝知事の応援が参院補選のときにはあったものが、今回なかったこと。参院補選は、その少し前に行われた知事選の延長戦というような形で、川勝知事が応援に入ることによって作られた。若林候補対山崎候補というよりも、むしろ川勝知事対自民みたいな形に見えるぐらいの選挙になり、川勝知事の4選の勢いそのままに山崎候補も補選で勝ったということだったが、今回それがなくなったことでここまで勢いが落ちるかというような結果になったのかなと思う
ただ、今回の選挙戦、川勝知事がコシヒカリ発言もあり、「絶対あの人の応援に入らない」って言っていたが、山崎候補の演説の中では、「私は川勝知事と共にある」というようなことをよく強調されていたのが印象だった
山崎候補
「昨年の県知事選挙の時から、東京時代から静岡時代を作ろう、そのキャッチコピーを掲げて、ここにいる県議や市民の皆さんと、そして川勝知事とタッグを組んで戦ってきました。今でも戦ってるんです。私の横にはずっと川勝知事もいます。タッグを組んでやってます」
「皆様には見えないかもしれませんが、川勝知事は今私の横にいて、常に一緒に政策を動かしている」
「8か月間しかなかったから、もっともっと働きたい。まだ5日ありますから、全然追いつきますから、どうか力を与えてください。助けてください」
水野
言葉の中にも川勝知事という言葉が何回も出てきた
松木
実際、選挙戦に入る前に陣営の方から川勝知事に応援をお願いするようなこともしていたが今回はそれは叶わず、前回選は「静岡ショック」と呼ばれるムーブメントを起こしたが、その勢いは今回見られなかったという形
水野
他にも敗因がいくつかある
松木
もう一つはやはり立憲民主党の推薦が得られなかったということが大きいのかなと思う。立憲民主党に関しては、実は推薦出せなかった大きな理由というのは、女性問題もあったんが、一番大きな理由は、(山崎候補は)「無所属・無会派で当選後行く」と言っていたが、実際は当選後すぐに国民民主党の会派に入ってしまった。そうすると「さすがに推薦出せないよ」ということだった。ただ、(立憲民主党の)渡辺周衆院議員から、実はどうしても立憲民主党も自分たちの候補を今回擁立できていないので「選挙期間中だけでいいから無所属の会派に鞍替えしてくれないかと、そうすれば俺たち推薦だけ出せるから」っていうような話もしたそうだが、山崎候補はそれを飲まなかったというようなこともあって、やはり推薦できず自主支援という苦しい支援の形に立憲民主党が置かれた
白鳥教授
立憲民主党の推薦がないとなると、なかなか連合も本腰では選挙運動ができないということが多分あったと思う
水野
公示前には元自民党の吉川赳議員の女性問題もあったが今回の選挙戦に影響は出たか
松木
元自民党の吉川衆院議員のスキャンダルは本来だったら、若林候補に不利になるようなはずだったが、蓋を開けてみると、若林候補にはあんまり影響はなく、山崎候補に影響が出たんじゃないかという見方が結構大勢を占めている。それも吉川衆院議員の記事報道を見て、山崎候補の女性問題を思い出してしまった方が多いんじゃないかというような話が、どこの陣営でも多く聞かれた声であったのは確か
水野
公示直前ということで、かなり山崎候補が影響を受けてしまった?
松木
かも知れない

















