山梨県道志村は神奈川県との県境にある人口1500人ほどの小さな村。
この村で2024年2月にリコールの是非を問う住民投票が行われます。
きっかけは僅差で当選した現職村長の親族による”村長選”での不正投票事件。
しかし解散の是非が問われるのは”村議会”です。
異例の住民投票のわけとは?
わずか11票差の選挙での不正投票事件

そもそものきっかけは2年前に行われた村長選にさかのぼります。この選挙では長田富也村長が新人候補との一騎打ちの選挙戦を制し当選しました。
その差はわずか11票。
しかし…
この村長選で、村長の親族が居住実態がないにも関わらず村にウソの転入届を提出して不正に投票していたことが発覚。
今年に入り、長田村長の親族ら6人が書類送検され、このうち4人が罰金の略式命令を受けました。
長田村長は繰り返し「一切関与しておりません」と事件への関与を否定したうえで、「親族といってもたくさんいるので誰かわからない。調べようもない」と説明。