政権交代はやる気はあるんですか

(政治ジャーナリスト 武田一顕氏)「権力は必ず腐る」って言葉ありますよね。権力必腐。これは長く政権にいれば、どんな法律を作ってもおそらくある。そういう意味では、台湾で総統選挙やってますけど、台湾なんかは政権がどんどん交代していくわけですね。日本の民主主義が非常に残念なのは、政権交代は悪だというふうに、有権者の多くが刷り込まれてる部分がある。泉さんに聞きますけど、政権交代はやる気あるんですか?

(泉健太氏)ありますね。必ず果たしたいと思います。これはやらなきゃいけない。僕が言っているのは、外交安全保障から原子力から経済から全部政策を一つ残らず擦り合わせないと、次の自民党に代わる枠組みは打ち出すべきじゃない、と言われたら、いつになるかわからないわけです。ですからまず、短期でもいいから必ず政治改革をやりますと、政治資金規正法改正をやって、企業団体献金の廃止をやって、文通費も全面公開をします。それに加えて、野党だったら共通なのは「教育無償化」とか、「トリガーの凍結解除」とか、まず2~3年、短期間で必ずこの政策をやりますという、そういう政権を作ったらいいと思うんです。

 その後のことは、やっぱりもう一度、国民に信を問うて、引き続きその政権に任せたいかどうか、っていうことを、もう1回問い直せばいいと思うんです。じゃないといつまで経っても何もできない、という状況が続いてしまう。政権交代は必ずやります。