一方、物議を醸しているのが安倍派の谷川弥一衆院議員。
4000万円を超えるキックバックを受けた疑いがもたれている。
地元で取材に応じたときには…

――パーティー券の販売ノルマというのはどのくらいだった?
安部派 谷川弥一 衆院議員

「だから今言った通りって言っているでしょう。今言った通りって」

――これからの議員活動については?
谷川議員

「だから今言った通りっていっているじゃない」

――会派の中でそういったことがあった?
谷川議員

「頭悪いね。言っているじゃないの。質問してもこれ以上今日は言いませんって言ってるじゃない。わからない?」

こうした谷川氏の発言について、かつて寄附をしていたという支援者は…

谷川議員の支援者
「憤慨していますよ。我々はですよ、税の処理は徹底してやられるのに、記載しないでああいう政治家が…。我々でいうと脱税ですよね。なんばしよっとかって、お前たちは。日本の国を良くしてもらおうと自民党に推薦してきているのになさけないですね」

谷川氏側からパーティー券を買っていた人物を取材することができた。

谷川氏側からからパーティー券を買った人
「(買ったのは)3年とか4年前」

――清和会のパーティー券?
谷川氏側からからパーティー券を買った人

「そうですね」

――安倍派の?
谷川氏側からからパーティー券を買った人

「安倍派かなんか、ようわからん」

――よくわからないものを買わされたんですか?
谷川氏側からからパーティー券を買った人

「仕事をしていた関係もあったから、仕事をもらった以上は買わないといけない」

2003年に初当選した谷川氏は、1971年、長崎市に谷川建設を創業。社長や会長を務めた。
派閥のパーティー券を購入した男性は、買った理由を仕事をめぐる力関係が影響していたと話した。

――パーティーに行かれたんですか?
谷川氏側からからパーティー券を買った人

「あれ東京なんでしょ、行かないですね。1枚ぐらいですから。経費なんかで行くまででかえって高くつくから」

――まだチケット持ってます?
谷川氏側からからパーティー券を買った人

「(買った後は)捨てますよ。行かないから捨てるでしょう、普通。政治にもそんなに関係ないし」

パーティー券による裏金作りを防ぐにはどうすれば良いのか。
岩井氏は金の流れをつまびらかにすることが必要と話す。

日本大学名誉教授 岩井奉信氏
「記載されないと、もうお金の流れがわからなくなる。これは民主主義にとって危機的な状況になる」

――政治資金の出と入りについても有権者はものすごく不信感が募る状態に今なっていますけど。政治サイドとしてすべき改革・対策というのは、今考えるとしたらどんなことが挙げられる?

日本大学名誉教授 岩井奉信氏
「日本の政治資金制度は穴だらけで抜け道だらけ。これをきちっと塞いでいくことが大事」