1年経ったが建物内に残る大量の土砂 今も235人が避難生活を余儀なくされる
あれから1年。取材班は改めて熱海の被災地を訪れました。
(MBS 大吉洋平アナウンサーリポート)
「ここ今、向こうの海の方まで景色がよく見えるんですけれども、本来はここに民家が立ち並んでいて人が住んでいたわけですよね。土石流がありとあらゆるものを奪って海まで持っていったことが、この場所に来ると改めてよくわかります」
(大吉アナウンサーリポート)
「建物の屋上の方まで土がこびりついています。この高さまで大量の土石流が流れていったということです。今も建物の中には大量の土砂が残った状態です」
去年7月に取材班が現地を訪れた時、国道はガレキで通行止めになっていました。
今年7月3日の状況は、一見きれいになったように見えます。
しかし、国道にかかる橋のすぐ横には壊れたままの建物があり、爪跡が残ったままです。
(大吉アナウンサーリポート)
「山の方からザーッと流れてきた土砂が建物にもぶつかっているんですよね。建物にはブルーシートが張られています。実際の皆さんの生活はどうなっているのでしょうか」
1年経っても元の家に戻れない人がいます。自宅が警戒区域の中にあり、立ち入りが禁止されているなどの理由で今も235人が避難生活を余儀なくされているのです。