“大切なものを不意に横取りされること“を意味することわざですが、本当に油揚げをさらわれた豆腐店が金沢に実在しました。
豆腐店主が語る“さらわれた瞬間”
観光名所「ひがし茶屋街」からほど近い創業73年の老舗・髙山とうふ店。豆腐と言えばスーパーなどで買うのが定番ですが、ここの豆腐店は昔ながらの行商スタイル。店主の髙山幸一さん自らリヤカーで売り歩く姿は、まちの名物です。
髙山とうふ店・髙山幸一さん
「チリンチリン(リヤカーでの配達)しとって、お会計待ちでボーっとしていたら手に持っとった油揚げをさらわれた。わぁ!やられた!という感じ。びっくらこいた。」

「トンビが焼き鳥」を…まち中でも被害続出
トンビに食べ物を奪われた経験、まちの人に聞いてみると・・・女子高生
「自転車のカゴにお菓子を置いていて、それをトンビにバァーンってとられた」
男性
「焼き鳥を持っていたら知らないうちに無くなっていた」
金沢の初夏の風物詩、金沢百万石まつりでも・・・
場内アナウンス
「ただいま、三の丸広場の上空にトンビが飛んでおります。みなさんの手元を確実に狙っております」

トンビは何を食べる?獲物捕獲の瞬間を狙え!
人間の食べ物を狙うトンビ、普段は一体何を食べて生きているんでしょうか?トンビが多くみられるという情報を得て、金沢市中心部から30分、河北潟干拓地へ。そこには、耕された畑に群がる大量のトンビが。
ディレクター
「あ!食べてる食べてる!ネズミ食べてますね!今ちょうど滑空して、ネズミを捕っていきました」
スローで映像を確認すると、トンビがネズミをくわえて飛び立ち、さらに足に持ち替えて上空へ飛んでいく様子が確認できます。

農家・北博之さん
「トラクターで地面をひっくり返すと、中から野ネズミやミミズ、小さい虫が出てくるのを、トンビたちが狙って群れになって飛んでくる。」